Sound Lab


Sound Lab > ライン録音について
サウンドハウス
ダイナミックマイク徹底比較
コンデンサーマイク徹底比較

ライン録音について

エレキギターの世界では、オーディオの世界ではご法度とされる、「歪み」が良しとされるため、未だに真空管が使用されており、そのサウンドは複雑で分析が難しい。原音を忠実にアンプから鳴らす訳でなく、アンプやエフェクターによって大きく加工され、全く別の音を出力するので、良い音の定義が非常に曖昧で、音の良し悪しはほとんど主観で作られます。そのため明らかに性能の劣る真空管アンプやオールドアンプでも「音圧」や「ヌケ」などのよくわからないセールス文句によって、法外な値段で取引されたりということが当たり前のように起こっています。高価なアンプや真空管アンプを買うことを否定してるわけではありませんが、レコーディングとなると結果的にギターのサウンドが波形となり「音圧」や「ヌケ」などと言った不透明だったものが数字化してしまうので、自分の理想の波形さえ作れれば、使用するアンプは手段の一つにすぎい、という結論となります。逆に言えばアンプで鳴らしたときにどんなに良い音がしようが、レコーディングした後にきれいに聞こえなければ全く意味がないのです。

ライン録音

エレキギターの録音はラインとマイクどちらも一般的ですが、予算をかけない場合、ライン録音の方が、マイクの費用、スタジオの費用もいらないので安くすみます。サウンド的には賛否両論ありますが、個人的にはライン録音の方がシンプルで音の加工がしやすく最終的に良い結果が生まれる場合が多いと思います。十数年前まではアンプシュミレーターの技術乏しく、ラインで鳴らした音色はチリチリして聞き苦しいものがほとんどでしたが、1998年LINE6社からPODが発売されて以降、ライン録音の技術が飛躍的に加速し、宅録でも十分良い音質が録音できる環境が簡単に手に入れられるようになりました。ただ、残念なことに機材に十分なポテンシャルがあっても、音作りがうまくできないミュージシャンは多く、結果ラインでの録音が批判される傾向があります。プロの現場でもラインでの録音は重宝されており、スタジオミュージシャンがレコーディングでPODを使用することも珍しくないのです。今や電子機器におけるアマチュアとプロの差というのは全く無いので、いかに使いこなすかがポイントだと思います。

アンプシュミレーターについて

アンプシュミレーターとはFenderやMarshallをはじめとする世界中の名機と呼ばれるアンプのサウンドをシュミレートしたものです。Fenderはブルースやカントリー、Marshallはロックやへヴィ・メタルの定番ですので、ユーザーにとっては自分の好きなアンプを選択するだけで、好みの音が出るように作られてますが、FenderやMarshallといった名称は参考にすぎず、実際にMarshallの迫力のあるサウンドが出るわけではありません。むしろMarshallっぽい音を作りたければ、場合によってMarshall以外のアンプを選択して加工する、くらいのフレキPod XTシブルな対応をする必要があります。実際アンプシュミレーターでのサウンドは実物にかなり近く作られてるものも多いですが、似ていても使えない音色も多いです。実物に似ていなくても結論として使える音色であるほうが実用的ですし、レコーディング向きだと思います。さて、何れにせよ音色を作る際は何かしらのアンプモデルを選択しなければ進みません。とりあえずアンプ名は無視し、自分が一番好きな音をセレクトしましょう。ディストーション系のサウンドの場合、ゲイン位置が大変重要になります。多くのギタリストはゲインを高く設定しすぎ、ノイズに埋もれながら演奏するギタリストも少なくないです。ゲイン位置は必要な分だけ上げるようにしましょう。ハイゲイン系のアンプだと、9時くらいのつまみの位置で十分な場合も多いです。EQは好みですが、レコーディングに限らずスタジオでもつまみの位置はフラットな状態から増減するのが普通です。レコーディングだとあとからEQも利くので、大体の音色が作れたらOKです。コンプ等のエフェクトを除き、空間系のエフェクトはこの時点ではすべてオフにします。これは録音では常識的なことですが、非常に重要で、ミックス時にディレイやリバーブを全体の音量の中で調整するので録音時に空間系がかかるとまずいのです。

レコーディング手法

Guitar Port

レコーディングの際には通常では考えられない、特殊なテクニックを使用することも稀にありますが、その多くはマイクレコーディング時の場合に用いられ、ライン録音の場合は直接レコーダーに接続するだけで完結する場合が多いです。その代わりにライン録音の場合、機材の性能を生かした効率的な録音ができるので、マイクを使うよりシンプルで簡単に録音ができます。例えば、LINE6社のPODXT等ではUSB端子を装備しており、PC接続することにより、直接デジタルでの録音が可能です。通常のアナログ接続ではケーブルや、ミキサーの端子を通ることにより、音の劣化が避けられませんが、デジタルで録音することにより、劣化を最小限に抑えることができます。またBOSS社のGT-8等にはSPDIF端子を装備しており、デジタル録音が可能です。スタジオでのライン録音を想定した機器、例えばLINE6社のPODXTPRO等ではUSB端子はもちろんSPDIFのイン端子が装備されております。これは大変便利な設計になっており、一度録音した音をレコーダーからアウトさせもう一度シュミレーターで音を再生することができます。応用すれば最初に録音した音を別の音色で再生してみたり、録音後に音を加工してみたりと、制作後の急な変更にも対応できるようになっております。

掲載日 2007年11月01日、12:58

このページの先頭へ戻る